smoothassilkのブログ

仮面浪人の方法論

仮面浪人中の大学での勉強

 大学に入ると必修の授業はさておき、自分で好きな授業をとることができるようになります。慶應義塾大学に関して言うと春学期(4月〜8月初旬)と秋学期(9月〜2月初旬)に学期が分けられています。おそらく他の大学も多少の違いはあるにせよ同じようなスケジュールになっているはずです。今回は、少しでも合格に近づくための履修の組み方の基本的な方向性をお話したいと思います。(慶應経済学部に特化した方法論は今度自分の時間割を使いながら説明する記事を書きたいと思います。)

ポイント① 一般教養の授業を出来るだけ春学期に持ってくる!

 さて、仮面浪人にとって最も大切な時期とはいつでしょうか?それは間違いなく第二回目の冠模試が終わった時期、すなわち11月の半ば以降です。結局現役生であろうが浪人生だろうが直前期が最も学力を伸ばしやすい時期なのです。しかしながら秋学期の期末テストはセンター試験とかなり近い日程で行われるのでそちらの方にも時間を割かなければいけません。それを避ける方法として最も効果的なのが一般教養の授業を春学期に履修し秋学期は必修の授業だけにすることです。必修の授業は時間割があらかじめ決まっていることが多いので秋学期にも授業が入ってきてしまいますが、一般教養の授業は自分で自由に履修を決められるので春学期に一気に入れることができます。また基本的に必修の授業よりも出席が無かったり、課題が少なかったり、テストが簡単だったりするので単位は取りやすいです。進級の条件は各大学により違うと思いますが、大学によっては必修、一般教養に限らず○単位取れば進級というところもあるので、そういった大学では春学期のうちに進級に必要な単位を取りきり秋学期は必修も全部切って受験勉強に充てるということも可能です。慶應義塾大学経済学部の場合は必修かどうかに関わらず24単位の取得で2年生への進級が可能なので春学期中に進級条件を満たすことも不可能ではありません。

ポイント② 入試科目に関係のありそうな授業を選ぶ!

 一般教養には入試に関連する項目を扱う科目が結構あります。例えば、地理学、歴史、化学、物理、文学といった授業です。もちろん大学の授業ですから高校の範囲を逸脱しているものもありますが、高校で行うようなものも含まれていますし、高校の時単語だけ載っていた事象なども取り上げられていて理解を深めるのに有効です。入試科目と全く関係のない授業を履修するのも気分転換になって良いのかもしれませんが、効率性という観点から見れば、入試科目に関連した授業を選ぶのは良い手なのではないかと思います。

ポイント③ 期末試験一発勝負の授業を選ぶ!

 大学の成績の付け方の種類は三種類ほどあると思います。一つ目が期末試験の成績により決まるもの。二つ目がレポートの出来により決まるもの。三つ目は出席や授業中の発言(プレゼンなど)により決まるもの。この中で履修をおすすめしたいのが一つ目の期末試験一発勝負の授業です。レポートを何千字も書くのは時間がかかりますし、出席が必要な授業は出席、プレゼンの準備などで時間が取られます。それに対して、期末試験のみで成績が決まる授業は授業に出席していなくてもクラスメートや知り合いからレジュメをもらい、試験前に勉強するだけで単位の取得が可能です。授業に出席しない分、その時間を受験勉強に充てることができます。しかしこれは学問的に自分が熟達するということはないので、大学の勉強もしっかりやりたいんだという人にはお勧めできないです。

最後に

 三つのポイントに分けてそれっぽいことを言ってきましたが、一番単位を取りやすいのは自分の興味のある授業だったりします。自分の場合はたまたまそれが地理学や歴史といった受験に関連する授業だったので非常に助かりました。上記のアドバイスは程々に自分の取ってみたい授業を履修するのをお勧めします。あ、あと、サークルの新歓などで「楽単、エグ単教えるよ〜」とか言ってる先輩がたくさんいらっしゃいますけれども、それもあんまり参考にしない方がいいと思いますよ。各人によって楽単の基準なんて違いますから。しかもさっき言ったように自分の興味ある授業をとるのが一番楽しいし、楽です。成績評価方法などはシラバスに載っていますから熟読するようにしましょう。